漫画家ためになるラジオ podcast

エッセイ漫画の主人公の見た目どのレベルが妥当か問題に結論「グッズ化視野か」「第三者の描き方との差」 #227

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エッセイ漫画は主人公=作者(自分)という構図になるからこそ、多くの描きてが思い悩むであろう問題。それが「主人公のビジュアルどうするのか」問題です。


漫画である以上、読む人が拒否感をもってしまうほど可愛くないデザインはマズいですし、かといって可愛すぎるデザインにすると「この作者、自分をこんな良いビジュアルだと思ってるの?」と思われてしまうかもしれないという悩ましさ……。


作品内容に拠るところもあり、共通の答えがあるわけではないのですが、1つ言えそうなのは「キャラグッズを目指すような方向性には仕上げない」ことでしょうか。


結局のところ、描いてる内容とキャラの見せ方にブレが無いことが大事なのであり、逆にそこさえブレなければ、どんなビジュアルでも初見で気になるようなことはないのかもしれません。


そしてもう1つ基準になりそうなのが、「第三者やモブと、主人公の描き方の違い」。そこに差がありすぎると、読み手は作者の「自分をよく見せようとしてる感」を敏感に感じ取ってしまい、反発する可能性が高まります。


大切なのは「その世界における基準はどこか、その基準と比べて主人公はどういう描かれ方をしているか」であり、エッセイ漫画の場合だと「主人公が上の立場で描かれにくい」という構造が顕著だからこそ、基準上にあるかどうかが印象を大きく左右するのかもしれません。


SNSをはじめ、数多くのエッセイ漫画を目にする機会が多い現代だからこそ、意識しておきたい本問題について、今回じっくり語りあっています!

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