漫画家ためになるラジオ podcast

漫画のアクションは「どこ」を「どれくらい」描くのが最適? 意外に難しい印象的なシーンの表現 #126

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アニメと漫画で表現が大きく異なってくる1つが、アクションシーンの描写ではないでしょうか。一連の動きの中で、何を描いて・何を描かないかという取捨選択の基準が、アニメなら最初のカットと最後のカットを重視するのに対し、漫画は途中の印象的なカットを重視しています。 アクションの流れにおける決めポーズ的な1コマ、映える1コマを描くために、前後のコマも描いて・・・というようなつなぎ方をしているとも言えるでしょう。 ただ、漫画を描くうえで難しいのが、そのための最適なボリュームの判断。アニメは動きの美しさ・滑らかさを表現するためのセル画を増やして圧縮するほど「神シーン」に近づきますが、漫画で動きを描きすぎると間伸びしてしまいますし、省略しすぎると紙芝居みたいになってしまいます。 上手く表現するためには、動きそのものより、ある種の期待感を持たせるような内容面の工夫が必要なのかも・・・? そんなわけで、表現自体は非常に多い一方、意外になかなか最適解が説明できない「アクション」シーンについて考えていきます。

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