「主人公のキャラをもっとわかりやすく・個性的に」というアドバイスを受ける機会は多い一方、等身大・普通の人を主人公として描きたい場合、その特徴が物語のノイズになってしまうと懸念する人もいるのではないでしょうか。 基本的に漫画の知名度=キャラの知名度というところがあり、特徴がつくほど、キャラが勝手に動いて物語が進んでくれるようになっていきます。一方で「普通の人」は動いてくれないので、物語を進めるためには「出来事・状況」を特徴的にする必要があります。 普通の人の普通の状況は物語として成立しないので、例えばピンチな状況を描くのであれば、自分が思う何倍もピンチにしてみる。それによって物語の魅力が増し、キャラも立っていくようになるでしょう。 また、出来事ばかり描いてしまって感情が描けない、という人は、一度「感情だけ」を描いてみましょう。喜怒哀楽のそれぞれで、大袈裟なぐらいに描く。そうすると、思ったより「感情が出ていない」ことに気づくはずです。 まずは描くべき感情を決め、それを引き起こすために出来事を逆算して組み立ててみてください。そのうえで、そこに感情を混ぜてみると、いろんな表情が描けるようになり、同じストーリーでも全く違った作品となっていきます。 「感情を表現するために出来事を描く」という感覚を掴み、そこで感情ブレンドをやってみると、きっと楽しく漫画が描けるはずです! そんなわけで、今回で(たぶん)1周年を迎えた「漫画家ためになるラジオ」。2年目も、どうぞよろしくお願いします!
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