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漫画家によって、描きがいのある感情、描くのが得意な感情があると思います。そういう感情に対しては、その解像度の高さゆえ、語彙なども豊富になり表現も多様化。逆に、そこまで解像度が高くない感情は、そこまで思い入れもなく、表現も画一化しがちなのではないでしょうか。 感情を分類する手法は昔から多く、参考になるものも多い一方で、そもそも感情は文脈でしか決まらないという主張もあります。ある状況に対して体の反応があり、それを良いものと捉えるか・悪いものと捉えるかは、本能的にではなく各々の経験や学習に基づいて決まるものであり、後付けのものでしかない。つまり、感情とは本能的なものでなく、インプットによって決まるという考え方です。 ある感情の上手な言語化、あるいは感情に対する多角的な視点の提示によって、強い共感や新しい気づきを得られる機会は漫画作品でも多いかと思われます。ただ、その背景にあるのは、描き手側のそれぞれの家庭環境など、個人に深く根差したこれまでの人生そのもの。 だからこそ、感情の捉え方や表現に偏りがあること自体が、漫画家の個性といえるのかもしれません。 という感じで今回は、そもそも感情分類というのは意味があるのか?感情とは何か?的な話を、延々と繰り広げております・・・!
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